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「胃カメラ検査で発見できる病気とその治療法」

こんにちは。
2024年5月、福岡市南区鶴田に新規開院した『もとむら内科・内視鏡クリニック』です。
当クリニックでは、日本消化器内視鏡学会専門医による苦痛の少ない内視鏡検査を行っています。

胃カメラ検査では、口や鼻から内視鏡を挿入し、咽頭・食道・胃・十二指腸といった上部消化管を直接観察します。
基本的には40歳以降で一度も胃カメラ検査を受けたことがない方、健康診断の胃バリウム検査に引っかかった方などが対象ですが、胃もたれや胸焼け、貧血、食欲不振などさまざまな不調が続いている場合にもぜひ胃カメラ検査を受けていただきたいと思います。
今回は、そんな胃カメラ検査で発見できる病気と、その治療法について紹介していきたいと思います。
しかし、胃カメラ検査で発見できる病気の数はとても多いため、今回はその中でも皆様がよく耳にするものを3つピックアップして解説していきます。

 

胃カメラ検査で発見できる病気1.「がん」

胃カメラ検査を受ける最大のメリットと言っても過言ではないのが「がんを早期発見できる」という点です。
胃カメラ検査では、胃がん・食道がん・十二指腸がん・咽頭がんなどを初期の段階で発見することができます。
「がん」とは、体内の粘膜の細胞が何らかの原因でがん細胞となり、次第に増えていく病気です。
発生した部位によって名称や詳細な症状は異なりますが、いずれも進行すると命に関わる深刻な病気で、治療のためには、とにかく早期発見を行うことが非常に重要です。

 

「がん」の治療法について

がんの治療法は、種類や進行度、患者様の状態などに合わせた方法を選択する必要があります。
例えば、初期のがんであれば、内視鏡を用いてがんを切除する内視鏡治療を受けることができます。
内視鏡による切除手術は、従来の摘出手術よりも体への負担が少ないというメリットがあります。
そのほかの治療方法としては、従来の手術療法、がんの部位やその周辺に対して行う放射線治療、がんの種類に合わせた薬剤を用いる抗がん剤治療、がん細胞を破壊する光免疫療法などがあります。
多くの病気がそうであるように、がんも進行するほど治療にかかる負担は大きなものになります。
そのため、胃カメラ検査などによって自覚症状のない小さながんを早期に発見することが大切なのです。

 

胃カメラ検査で発見できる病気2.「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」

胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜が胃液や薬などの影響で傷つき出血したり、粘膜の壁に穴が空いたりする病気です。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍を合わせて「消化性潰瘍」ということもあります。
主な原因としては、薬による影響とピロリ菌感染症が挙げられます。
初期の段階では軽い吐き気や胸やけ、胃もたれなどの症状がありますが、悪化すると激しい痛みや出血が起こることがあります。
胃カメラ検査を行うことで重症化する前に発見し、早期治療を行うことが患者様の負担軽減につながります。

 

「胃潰瘍」「十二指腸潰瘍」の治療法について

胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療では、前提としてピロリ菌感染の有無を調べる必要があります。
ピロリ菌に感染している場合には、ピロリ菌を除菌するための治療が行われます。
また、服用しているお薬が原因の場合には、他の薬へ変更することも検討されます。
治療としては、胃酸の分泌を抑える胃薬を使用したり、食事療法によって症状を緩和したりと、患者様の状態に合わせた方法が用いられます。
出血や穿孔など重症化がみられる場合には、内視鏡的止血術を行ったり、外科手術によって穿孔を閉じたりする必要もあります。

 

胃カメラ検査で発見できる病気3.「ピロリ菌感染症」

ピロリ菌感染症とは、ヘリコバクター・ピロリ菌という細菌によってさまざまな病気のリスクが高まっている状態です。
ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃の粘膜に住みつく頑丈な細菌です。
ピロリ菌自体によって痛みや症状が出ることがありませんが、放置していると萎縮性胃炎を引き起こすため、胃・十二指腸潰瘍や胃がんなど、深刻な消化器の疾患の原因となる可能性があります。
胃カメラ検査によってピロリ菌の感染が確認された場合には、直ちに除菌治療を行います。
また、家族にピロリ菌感染者がいた場合には、念のためご自身の感染状況も確認するようにしましょう。

 

「ピロリ菌感染症」の治療法について

ピロリ菌感染症の治療法は、とにかくピロリ菌を除菌することが重要です。
治療では、胃酸の分泌を抑える薬と、種類の異なる2つの抗生物質を組み合わせて使用します。
まずはそれらのお薬を一週間服用し、再び検査を行います。
検査の結果、除菌ができていなかった場合には、違う種類の抗生物質を用いて再度一週間の除菌治療を行います。
多くの場合は2回目までに除菌が完了しますが、もし2回目を終えても除菌が完了しない場合には、自費診療として3回目の服薬を行う必要があります。

 

クリニック情報

福岡市南区鶴田の『もとむら内科・内視鏡クリニック』は、令和4年3月をもって閉院した「もとむら小児科」をリニューアルし、新しい形で地域の皆様の健康を守っていくことにしました。

消化器内科・内視鏡内科として、まごころと確かな技術で「安心と信頼の医療」を提供することをモットーとしています。

日本内視鏡学会専門医・指導医の資格を有する院長を中心に、内科の一般診療・胃カメラ・大腸カメラ・予防接種など、幅広く診療を行います。

南区で胃カメラ検査や大腸カメラ検査を受けたい方、信頼できるかかりつけのクリニックを探している方は、ぜひお気軽に『もとむら内科・内視鏡クリニック』へご相談ください。


◆医院名
もとむら内科・内視鏡クリニック

◆所在地
〒811-1352
福岡県福岡市南区鶴田3-10-3
TEL 092-565-1711