「消化器内科を受診する前に知っておきたいポイント」
こんにちは。
2024年5月、福岡市南区鶴田に新規開院した『もとむら内科・内視鏡クリニック』です。
当クリニックでは、日本消化器内視鏡学会専門医による苦痛の少ない内視鏡検査を行っています。
内視鏡検査を行う消化器内科では、口から肛門までの消化管やそれに関連する肝臓・胆嚢・膵臓の疾患に対応しています。
消化器内科は、腹痛や胃痛、便秘など、身近な不調を診察する窓口ですが、患者様にとってはあまり馴染みがなく、「消化器内科はどうやって受診するの?」と疑問に感じている方もいらっしゃると思います。
今回は、そんな患者様が消化器内科を受診する前に疑問を解消できるよう、患者様からよくある質問をもとに、消化器内科について解説をしていきます。
今まで消化器内科を受診したことがない方、受診を検討されている方は、ぜひご覧ください。
「消化器内科ではどんな診療を行いますか?」
初めてお越しいただいた際の診察では、まず患者様の現在の症状について問診を行います。
具体的にお腹のどの部分が痛むのか、吐き気や胸やけはどれくらい続いているのか、便秘はあるか、下痢をしていないか、など、幅広い視点から患者様の不調の原因を特定していきます。
うまく説明できるか不安な方は、不調の期間や症状をメモに残して伝えるのも良いでしょう。
また、過去に胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などにかかったことがある場合には、事前に伝えておくようにしましょう。
患者様のお話を伺った上で、腹部の触診や聴診を行い、必要に応じた検査を実施していきます。
その後、検査の結果に応じて治療方法を提案し、患者様と一緒に治療に取り組んでまいります。
「消化器内科と内科の使い分けはどのようにしたらいいですか?」
消化器内科は、厳密にいうと内科分野の一部に該当します。
内科の中でも消化器の診療に特化した専門分野を「消化器内科」と呼んでいます。
ないかを受診すべきか消化器内科を受診すべきか迷った際には、どのような症状が強く現れているかを考えてみましょう。
例えば、内科は風邪やインフルエンザ、発熱、アレルギーなどの一般的な病気に対応します。
そのため、咳やくしゃみ、鼻水、発熱といった症状は、内科を受診しましょう。
一方で、消化器内科は胃や腸の不調、肝臓、膵臓、腸の病気など、消化管や関連する臓器の疾患を診ています。
そのため、腹痛や下痢、嘔吐、胃痛、胃もたれなどの症状は、消化器内科を受診しましょう。
とはいえ、患者様ご自身で判断がつかない場合であっても、ご来院いただけましたら適切な窓口へのご案内を行いますので、まずはご相談にお越しください。
「消化器内科で受けられる検査について教えてください」
消化器内科では、さまざまな検査を用いて患者様の体の状態を把握していきます。
・血液検査:肝機能に問題がないか、体内で炎症が起きていないかなどを調べます。また、ピロリ菌感染を調べる際にも血液検査が有効です。
・レントゲン検査:腹部のレントゲン検査などを行います。
・腹部エコー検査:超音波の出る機械を用いて腹部の臓器を観察していきます。
・内視鏡検査:体内にスコープを挿入して消化管の状態を映像として観察します。
・腹部CT検査:肝臓、膵臓、胆道にできるがんの検査を行います。
上記のような検査を通じて、患者様の不調の原因を特定し、適切な治療に繋げていきます。
なお、当クリニックでは、胃カメラ検査や大腸カメラ検査を受ける際には事前にご予約いただいた上で、きちんと事前準備を行い、負担の少ない検査を実施しています。
「胃カメラ、大腸カメラについて教えてください」
消化器内科で行う胃カメラ検査、大腸カメラ検査は、正式には「内視鏡検査」と言います。
胃カメラ検査は、食道や胃、十二指腸など体の上部にある消化管の異変を調べるための方法です。
鼻や口からスコープを挿入して体内を直接観察できるため、病変をいち早く発見して治療につなげることができるというメリットがあります。
「胃が痛い」「胃もたれがする」「胸やけがひどい」などの不調が続く場合には、一度検査を受けてみるのもいいでしょう。
大腸カメラ検査は、大腸と一部の小腸の異変を調べるための方法です。
肛門からスコープを挿入し、腸内の病変を確認することができます。
大腸カメラ検査を行う際には、併せて大腸ポリープの切除も可能です。
「排便異常がある」「体重減少が止まらない」「腹痛や吐き気が続いている」などの不調は、大腸カメラ検査で原因を特定していきます。
なお、当クリニックは内視鏡検査の経験を積んだ院長が検査を行います。
初めて検査を受ける方でも安心して臨めるよう配慮いたしますので、これから胃カメラ検査や大腸カメラ検査を受ける方は、ぜひ当クリニックへご相談いただけたら幸いです。
クリニック情報
福岡市南区鶴田の『もとむら内科・内視鏡クリニック』は、令和4年3月をもって閉院した「もとむら小児科」をリニューアルし、新しい形で地域の皆様の健康を守っていくことにしました。
消化器内科・内視鏡内科として、まごころと確かな技術で「安心と信頼の医療」を提供することをモットーとしています。
日本内視鏡学会専門医・指導医の資格を有する院長を中心に、内科の一般診療・胃カメラ・大腸カメラ・予防接種など、幅広く診療を行います。
南区で胃カメラ検査や大腸カメラ検査を受けたい方、信頼できるかかりつけのクリニックを探している方は、ぜひお気軽に『もとむら内科・内視鏡クリニック』へご相談ください。
◆医院名
もとむら内科・内視鏡クリニック
◆所在地
〒811-1352
福岡県福岡市南区鶴田3-10-3
TEL 092-565-1711